専門家が私的な時間を使って、専門的な知見でもって、無償で問題点を指摘してくれる事は、有難いことです。

本来であればコンサルタント料が発生するべき価値ある進言なのですから。

新しいことをはじめるにあたって、事前に精査できる限りの問題点は洗い出しておくべきです。Ustreamで公開されることの利点は、幅広い人の目に止まることで、そうした問題点を洗い出せるという事でもあります。

新しい素晴らしいことを進めようとする時に、技術的に深い部分でわからないことがあるのは当然です。それは、しかたありません。

指摘の口調が少々荒々しかったからといって、聞く耳を持たないのは勿体無い事です。

非常に高度な専門的知見を持っている人物からの指摘なのですから、そこは謙虚に問題点が何なのか、聞いてみれば良いわけです。なにせ、無償で働いてくれるというのですから利用しない手はありません。

 

図書館における貸出履歴の取り扱いに関しては、歴史的に非常に敏感で繊細な問題があったことも指摘されています。そうした背景を鑑みれば、「履歴は個人情報ではない」という短い発言では、不安に感じる人がいることはよく理解できます。

 

そもそものT-POINTカードのポイント対価が、個人の買い物履歴の提供との引き換えにあることを知っている人からすればなおさらです。

 

不安に思ったひとに対して、十分考慮するから大丈夫だと説明するにあたって、著名な専門家の指摘を蔑ろにする態度は、不安を助長させてしまうことでしょう。それがこの度の炎上とまで言えないかもしれないですが、大きな反響なのだと思います。

 

どうぞ、相手が丁寧に断ったことを逃げなどと言わずに、冷静にご対応頂けるようお願いします。

 

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